野菜の育て方

枝豆の栽培方法・育て方【摘心時期を伝授! トンネル栽培で害虫対策すれば失敗もなし】

枝豆の収穫

 

家庭菜園研究家のもぐみん(@agrimichi)です。

 

家庭菜園初心者向けに、枝豆の栽培・育て方の基本をまとめました。

 

一般的な知識だけでなく、自身の経験から得たノウハウを盛り込んでいるため、初めての方も安心して枝豆を育てることが出来る内容になっています。

 

もぐみん
パンパンでぷりぷりの枝豆がまってるよ~

 

枝豆とは

キッチンの枝豆

 

枝豆は青いサヤに緑色の豆が入っていますが、実は大豆を未成熟で収穫したものです。

枝付きで扱われることが多かったことが名前の由来。

 

枝豆茹で中

さっと塩茹でするだけ

 

なんといってもビールのおつまみに最高で、そのぷりっとした食感と味わい深い風味から、居酒屋では必ず食べるという方も多いはず。

栄養に関しても、「畑の肉」と言われる大豆とおなじく、タンパク質やビタミンC、カロテンなどが豊富で言うことはありません。

 

茹でた枝豆

ビールのおつまみには欠かせない

 

家庭菜園では、水を切らさず、肥料も少なめで栽培すればつくるのは難しくありません。

特に穫れたてをすぐ茹でたものは、居酒屋やコンビニに売っているものとは一線を画す味。

 

皮から向けた枝豆

ぷりぷりで旨味抜群だ

 

ぷりぷりで今にもはじけそうな豆を食べたら、きっと毎年大量に育てたくなること間違いなし。

ぜひ張り切って挑戦してほしいところ。

 

もぐみん
穫れたての旨味は格別すぎて忘れられないよ‥ビールが進む~! うぃ〜!
さやか
昼から酒を飲まないでください駆除しますよ。

 

枝豆栽培の特徴

科目 発芽適温 生育適温 連作障害
マメ科 20~35℃ 20~25℃ あり(3年程あける)
日当たり 株間 収穫まで pH(土壌酸度)
日なた 25cm 2ヶ月半 6.0~6.5

 

枝豆の原産地は中国で、やや涼しい気候を好み、強い日当たりの場所で良く育つ野菜。

種まきから2か月半ほどの短期間で収穫でき、未成熟段階の大豆を穫ります。

 

どんな土壌でも育ちますが、水分を好むため、粘土質土壌の田んぼの畔などでよく栽培されます。

花がつく夏期は乾燥で実の小さい空ざやになりやすいので、特に水やりが必要。

堆肥を十分入れることも水もちupになり良いでしょう。

また、十分な日照りがないと穫れる量が少なくなるので、なるべく日当たりの良い場所を選ぶようにしてください。

 

もぐみん
昼夜の寒暖差が激しいところだと良く穫れるよ~

 

ポイント

・日当たりの良い場所に植える

・窒素肥料は控えめ

・水分はたっぷりと

 

枝豆のおすすめ品種

枝豆はそもそも大豆の未熟果を食べるので、品種自体は大豆のものと同じです。

大きく一般種(白毛豆・青豆)、茶豆、黒豆に分かれています。

さらに夏大豆型(早生)、中間型(中生)、秋大豆型(晩生)と栽培時期が品種ごとに異なるので、種まき前に適期を確認することが重要。

初心者は栽培時期の短い早生品種がおススメですよ。

 

いきなまる(緑豆・早生)

幅広い作型に対応でき、夏だけでなく秋収穫も出来る早生種

一般地で3~6月、7~8月種まきで79~80日収穫。

味はほんのりとした香りで良好、作りやすいので家庭菜園初心者が迷ったらコレをおススメ。

 

おつな姫(緑豆・早生)

茶豆風味で大変食味良く、家庭菜園でも作りやすい緑豆品種。一般地で4〜5月種まき適期で80日で収穫出来ます。

 

湯あがり娘(緑豆・中早生)

おつな姫と同様、茶豆のように風味豊かで抜群の味を誇ります。一般地で3月中旬〜6月中旬種まき、85日収穫。

 

秘伝(緑豆・中晩生)

大粒で味も濃いく、昔から根強い人気のある品種。一般地で6月まき、120〜130日収穫。

 

枝豆の栽培時期

枝豆の地域ごとの栽培スケジュールになります。

 

枝豆栽培時期横

 

種まきと育苗

枝豆の種

 

枝豆は直まき、ポット蒔き両方で育苗可能。

直根性で根が弱いので、直まきの方が良く育ちます。

鳥害対策が困難な場合や、畑を出来るだけ有効活用したい方はポットまきで育てることをおススメ。

 

直まき

 

株間、条間ともに25cmあけ、マルチの植穴に種を蒔いていきます。

植える土穴に空き缶などの底を押し付けて、深さ2cmの蒔き溝をつくります。

蒔き穴に3粒種を置き、土を軽くかけて押さえてください。

鳥害対策として、不織布orネットを上からゆるく被せておきます。

最後にたっぷりと水やりして完了。

双葉から初生葉が出てきたころに不繊布を外し、3本のうち小さい苗を1本間引いて二本仕立てにしてください。

 

ポイント

・発芽するまでは乾燥に気を付けて水やりする

 

ポットまき

 

培養土を入れた3号ポリ鉢に事前に水をまき、種を三粒均等に置きます。

軽く種を押さえつけ土を1cm程かぶせ、再度水をやって完了。

発芽をよくする&鳥害対策のため、ビニール温室や不繊布をかけるなどなるべく暖かい場所(20℃~35℃適温)におきましょう。

初生葉が一枚出るころに1本をまびいて2本仕立てにします。

この時点で植えつけれますので、準備した畑に植えつけていきましょう。

 

ポイント

・発芽まで4~6日、水分が多すぎると種が腐るので日陰に置いて水やりを控える

・発芽後は日光に十分当て、表土が乾いたら朝水やりする

 

植え付け

植え付け時期の枝豆

初生葉が出た状態から植え付け可能になります(写真は徒長ぎみ)

市販苗はなるべく葉が出ておらず、小さい苗を選びましょう。

株間、条間ともに25cmあけます。

晴天の午前中を選び、マルチ穴にポット大の穴をあけ、あふれるくらい水を入れます。

ポット苗にも十分に水をかけ、崩さないように植穴に入れ、軽く土をかけ押さえてください。

最後に十分に水をやり完了。

 

ポイント

・植え付け後1週間は根付かせるため水やりを控える

 

土づくり【耕し方と肥料について】

まず種まきの約一週間前に、粒状苦土石灰を150g/㎡(おおよそ3握り)まき、しっかりと耕します。

 

苦土石灰をまいている様子

粒状が圧倒的に使いやすくおススメ

苦土石灰をまき耕している様子

しっかりと耕し、苦土石灰を混ぜ込もう

 

この時、耕しついでに高さ20cm、幅90cm程の畝を作っておきましょう。

 

また肥料を混ぜ込むので、表土はならさずアバウトな畝でOK

 

そして種まき当日、堆肥・元肥を全面にばらまき畝が崩れない程度にクワで軽く混ぜこみ、平グワorレーキで表土をフラットにします。

 

畝1㎡あたり元肥量

元肥の量

・バーク堆肥or腐葉土 2~3㎏

(約4~5ℓ分)

・化成肥料888  100g

(おおよそ2握り分)

・ようりん  50g

(おおよそ1握り分)

バーク堆肥と888を入れて軽く混ぜ込んでいる様子

表層を軽く混ぜ込むだけでOK

平グワで表土をならしている様子

平グワなどで表土をフラットにしよう

 

土づくりポイント

・苦土石灰散布は、植え付けの一週間前に終わらせておく

・植物性堆肥&化成肥料なら、即日種まき・植え付けOK

 

メモ

枝豆は生育前半に窒素肥料が多いと葉ばかりが茂り、サヤ付きが悪くなります。よって前作の肥料が残っている場合、肥料はやらずにそのまま植え付けて、育ちや葉色をみて追肥型にするのをおススメ。例えば玉ねぎは多肥なので、収穫後マルチを張ったままで、枝豆の植え付けや種まきをするやり方などがあります。

 

マルチングで水持ちをよくする

 

水持ちをよくし、雑草を取る手間が省けるので黒マルチを張ることをおススメします。

特に5月付近(一般地)までは地温上昇効果で生育がグンと上がり、半月ほど収穫を早めることも出来ます。

ただし途中で追肥&土寄せをするので、マルチ止めで止めておくと楽です。

株間、条間は約25~30cmにして、カッターで植穴を開けていきましょう。

 

支柱は必須ではない

枝豆栽培では、支柱は必要ありません。

もちろん風で倒れることもありますが、支柱で支えるより、土寄せして対策した方が生育upが望めます。

 

害虫対策は防虫ネットでトンネル掛けしよう

枝豆はカメムシなどの害虫がつくことがあるので、栽培始めから防虫ネットをトンネル掛けしてやることをおススメ。

発芽前の鳥害対策にもなります。

 

水やりの仕方

枝豆は水分の多い土壌で旺盛に生長します。

基本的には表土が乾いたら水やりする程度が良いでしょう。

最も水分を必要とするのは、開花時からサヤがつき肥大する頃です。

花芽がついたころを合図に、表土が乾燥しないようしっかり水やりすればぷりぷりの実が入りますよ。

 

追肥と土寄せ

枝豆は窒素肥料をやりすぎるとつるぼけし、実つきが格段に悪くなります。

なので基本は追肥なしで、初心者であっても葉の状態を観ながら追肥を決めるのが良いでしょう。

 

追肥確認&土寄せタイミング

①種まきor植え付けの一か月後

②花芽が出揃い開花したころ

 

上記のタイミングで先端の葉色が薄くなっているようなら、30g/㎡の化成肥料888を追肥します。

全体の葉色が青々としている場合は見送りましょう。

 

いずれにせよこの2回の確認時、表土を軽く混ぜあわせ(中耕)、畔から株元へしっかりと土寄せしてあげてください。

マルチをしている場合は半分剥いで追肥を土寄せをした後、戻します。

土寄せをしっかりすることで、倒伏防止のみでなく、不定根が出ることで収量UPを望めます。

 

もぐみん
葉色や育ちが分かりにくいって人は開花しきったタイミングで追肥しよう

 

メモ

マルチを剥ぐのが面倒だという方は、マルチに複数穴をあけて置き肥する方法もあります。

 

摘心

 

本葉5~6枚になった頃、本枝の頂芽を摘心し脇芽の生育を促しましょう。

枝豆がつくのは脇芽の付け根なので、摘心することで収穫量がアップします。

 

収穫

 

種まきから極早生は二か月半、早世、中性種で三ヶ月あれば穫れます。

開花後、30~40日が目安。

株元を持って根ごととって収穫しましょう。

収穫適期は一週間以内と短いです。

判断基準として、伸びたわき芽にさやがつき、実のふくらみがちゃんとある状態。

さやを押さえると横から実が飛び出せばオーケーです。

 

さやが黄色くなりはじめたら、明らかな取り遅れ。

収穫したら鮮度が落ちるのが早いため、その日のうちに美味しく食べましょう。

 

プランター栽培

coming soon…

 

生育診断

 

実がつかない

原因はさまざまですが、大きく三つ、①高温   ②適期でない  ③日照り不足  ④窒素過多 がよくある事例です。

まず真夏(35℃以上)に開花が重なると、暑すぎて花落ち、不稔を起こしほとんど実がつきません。

中生、晩生種は栽培適期を守らないと、花芽がつかないことがあります。それぞれ花芽がつくのに必要な日の長さが違うためです。

日照りも十分に必要なため、気温が上がり生育が旺盛な時期に曇天が続くと出来る実が減ります。

あとは窒素肥料をやりすぎた場合、つるぼけ(茎葉ばかり茂る)で花芽がつきにくくなります。

その他考えられるのは、花芽がついて以降の水不足、株間の狭すぎなどがあるでしょう。

 

ひょろひょろに徒長する

ポットまきで育苗する場合、十中八九は徒長します。徒長すると植え付けてから倒伏しやすくなる、花芽が減って収量が減る可能性が増えます。

原因は水分の多すぎ、日照り不足、高温の三拍子です。

防ぐには発芽してからもぎりぎりまで水やりを控え、やる場合は朝にします。

そしてなるべく日当たりの良い場所におくこと。

ぶっちゃけそれでも徒長します。

種をむき出しにして日に当てて発芽させる(緑化栽培)と徒長を防げる

徒長した苗を寝かせて初生葉下まで土をかける「寝かせ植え」をすれば、収量を損ねることなく生育出来ます。

その他、双葉より上を摘心する方法や、かなり面倒になりますが根まで切断して生育させる方法(胚軸切断挿し木法)があります。

 

 

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