野菜の育て方

生姜の栽培方法・育て方【植えっぱなし!? 籾殻で芽出しから肥料のやり方まで】

 

家庭菜園研究家のもぐみん(@agrimichi)です。

家庭菜園初心者向けに、生姜の栽培・育て方の基本をまとめました。

一般的な知識だけでなく、自身の経験から得たノウハウを盛り込んでいるため、初めての方も安心して高菜を育てることが出来る内容になっています。

 

もぐみん
植えっぱなしじゃ当然できないし、冬越しも無理だよ~

 

生姜栽培の特徴

科目 発芽適温 生育適温 連作障害
ショウガ科 25~30℃ 25~30℃ あり(5年程あける)
日当たり 株間 収穫まで pH(土壌酸度)
日なた〜半日陰 小20cm 大30cm 矢・葉生姜2~3カ月 根生姜6ヶ月 6.0~6.5

 

生姜の原産地は熱帯アジアで、高温で十分な水分を好む野菜。

根茎が収穫部分で、前年穫れたものを種生姜として植えて肥大させます。

植え付けから半年で収穫出来ますが、小生姜の品種なら栽培途中に芽かきして小さい生姜(矢生姜・葉生姜)を収穫し楽しむことが出来ます。

寒さと夏場の乾燥に弱いため、地温が十分に上がってから植え付け地中が乾燥しないよう気を付ける必要があります。

ただし水分が十分いる一方で、過湿状態が続くと根腐れしてしまうことがあります。

なので十分堆肥を入れて、水もち、水はけをよくしてやりましょう。

 

栽培ポイント

・水やりをこまめにやる

・乾燥を防ぐため敷き藁で対策

・十分暖かくなってから植え付ける

 

生姜の品種について

生姜の品種は大きさにより大生姜、中生姜、小生姜に分類されます。

栽培途中(約2~3ヶ月目)で芽かき収穫(矢生姜、葉生姜)して楽しみたい方は小・中生姜がおススメ。

大きな新生姜のみをドカンと穫りたい方は、大生姜が良いでしょう。

 

三州(小生姜)

早生で茎数が多く辛みが強め。栽培途中で芽かきをして矢生姜、葉生姜を収穫して楽しめるので家庭菜園にうってつけ。

 

金時(小生姜)

株元の赤色が特徴の小生姜。こちらも矢生姜、葉生姜を楽しめる。

 

お多福(大生姜)

晩生で茎数が少ないため暖かい場所が向き、辛みが少なめです。家庭菜園で大きな根生姜を収穫したい方はうってつけ。

 

生姜の栽培時期

生姜の地域ごとの栽培スケジュールになります。

あくまで目安なので、特に植え付け時期は最低地温15℃以上になってから植え付けたいところ。

早く植えすぎると腐敗して芽が出ない可能性が高いです。

 

生姜栽培時期横

 

 

種生姜の用意

ホームセンターなどで4月~5月初旬間(一般地)に種生姜を購入しましょう。

芽がしっかりと突き出して皮がみずみずしい状態のもの選び植えつけます。

スーパーなどの食用は弱っていたり、病害虫にすでに感染しているものがあるため避けてください。

そのまま植え付けると大きすぎるため、芽の数が同じになるよう(小生姜約50g、中60~70g、大70~100g)手で分割しましょう。

切り口は腐りやすいため2~3日乾かしてから植え付けましょう。

生姜栽培は芽出しで失敗が多いため、心配なら芽の出たポット苗を購入するのも手です。

 

注意ポイント

購入して封を開けないまま保管しておくと腐るので、なるべく早く植えつける

 

芽出しは籾殻や土をかけ保温

生姜は植え付けてから芽が出るまでかなり時間を要し、一ヶ月以上かかることもあります。

よって事前に芽出し処理をしておくと、失敗なく安心。

20℃以上の高温場所においておくと芽が出てきます。

やり方は、土やもみ殻を入れたコンテナに埋めマルチをかけて保温させる、日光に1~2週間当てるなどさまざま。

おススメの方法は、段ボールに入れて透明ビニールをかぶせ、芽が出るまで置いておくこと。

25℃前後を維持できれば、二週間程で芽が出てきます。

 

もぐみん
芽出しは必須ではないからね。そんなのいらないって意見もあるよ
さやか
籾殻は水はけが良い&安く軽いから芽出しの保温に使いやすいですね

 

土づくり【酸度矯正と堆肥の入れ方】

生姜は連作に弱いので、5年は同じところに栽培しないようにしてください。

まず植え付け二週間前に苦土石灰を150g/㎡をまき、しっかりと耕します。

 

一週間前に植物性堆肥を3~4㎏まき、しっかり混ぜ合わせて高さ10cm、幅60cmの畝を作ってください。

 

土づくりポイント

・連作を避ける

・理想は冬の間にしっかり耕しておくこと

 

植え付けと元肥入れ

生姜は低温に弱く、15℃前後が生育限界気温になり、10℃以下だと腐敗しやすくなります。

よって十分に暖かくなってから(最低地温15℃以上)植え付けてください。

萌芽は18℃以上で始まります。

 

幅15cm、20cm深の溝をつくり、植物性堆肥約2㎏、化成肥料888を100gほどおき、5㎝程土を戻してください。

 

その上から種生姜の芽を上にして溝に対し直角に置いていきます。

株間は小生姜は約20cm、中・大生姜は30cmほど。

5~7cm程土をかけたら完了。

発芽まで一ヶ月以上かかるので気長に待ちましょう。

生姜は根塊内の水分で発芽できるため、その間水やりはいりません

 

もぐみん
発芽まで水をやりすぎると、逆に腐っちゃうから注意だよ

 

育苗ポイント

・十分に暖かくなってから植え付ける(地温15℃以上)

・深植えしすぎない

 

敷き藁・水やり

生姜は土が乾燥すると塊茎が太りません。

発芽して3~5本分げつ期までは乾燥害を受けやすいので表土が乾くようなら水やりするのをおススメ。

その後は梅雨開け以降、乾燥しやすく要注意。

追肥&土寄せのタイミングで株元に敷き藁をたっぷり置いて土が乾かないようにしてやりましょう。

水やりも梅雨明け以降の7~9月までは気を付けて水やりする必要があります。

晴天が続くなら最低でも1週間に1~2回はたっぷりと水やりしたいところ。

 

追肥と土寄せ

生姜はこまめな追肥と土寄せをすることで収量が上がります。

大体30~40日おきに計2~3回、追肥と土寄せをしましょう。

一回の追肥で化成肥料888を60gやり、土寄せを5㎝ほど株元にしてください。

1回目

一回目は草丈15cm(茎葉6~8枚)の6月下旬から7月下旬(一般地)、株元に肥料を混ぜ合わせた後、土寄せします。

 

2回目

二回目は一回目の約1か月後、草丈が30~40cm(茎葉16〜18枚)、8月中旬(一般地)で同量を畝肩付近に追肥し、

 

3回目

3日目は二回目の一ヶ月後、収穫の一ヶ月前までに終わらせておきます。追肥が遅効きすると、窒素を吸収しすぎ貯蔵が悪くなる側面もあるので遅れないよう注意します。

いずれも表土と軽く混ぜ合わせ(中耕)、株元にはしっかり5cmほど土寄せしてください。

 

もぐみん
土寄せは収穫量をあげるためぜひちょこちょこやろう!

 

収穫

10月中旬から根生姜(新生姜)を収穫出来ます。

周りをクワでほぐし、株元から引っ張って穫りましょう。

 

生姜は肥大した新生姜だけでなく、ヒネ生姜(元の種生姜)まで収穫して食べることが出来ます。

ヒネ生姜(元の種生姜の部分)は、収穫した時に色が濃いので容易に判別できます。

新生姜より辛みがかなり強く、薬味として適しています。

また、新生姜を数か月適温で寝かせたものもヒネ生姜ということがあり、同じく辛みが強くなります。

 

メモ

小生姜(三州・金時など)なら、栽培途中に矢生姜、葉生姜を収穫し食べることが出来ます。

矢生姜(筆生姜)

7~8月、葉が3~4枚ついたころ根本から葉を穫って食します。酒のおつまみとして最高ですよ。

葉生姜

8~9月、草丈が30~40cmになった頃、根本が赤くなっていれば収穫出来ます。

根元に新しい塊茎がついてきます。穫りすぎると新生姜が出来なくなるので注意。

 

保存の仕方【植えっぱなしは駄目】

家庭菜園において、生姜は少量利用することの方が多いかと思われます。

適時、暖かい時期に葉生姜などを食しながら長期収穫するのをおススメ。

というのも、生姜は保存が家庭では難しく。大きなものを一気に収穫しても、なかなか腐らない間に食べきれないことがあるからです。

ちなみに収穫せず植えっぱなしにすると、寒さ(10℃以下)ですぐ腐るのでやめておきましょう。

貯蔵の温度は13~16℃、湿度90~95%が最適です。冬場は10℃以下で乾燥した状態で保存すると早くに腐します。

新聞紙に包んで霧吹きなどで軽く濡らし、発泡スチロールに入れて密封し冷暗所に置いていきましょう。

また、大量に穫れた場合は畑に埋めるという手もあります。

ポイント

・土はつけたままにする

・つねに湿らせておく

・冷蔵庫(13度以下)は×

 

失敗を防ぐ生育診断

 

日当たりについて

生姜は半陰性植物のため半日陰でも十分育ちます。ただし、多日照りの方が水分さえ確保できればしっかり育ち、穫れる量が増えます。

同時に乾燥にも弱く、日当たりが良いとどうしても土中が乾燥しやすくなるために半日陰が良いと言われるているようです。

 

水分不足の合図

生姜は水分がある状態で良く育ちます。特に梅雨明けは注意して水やりすることが必要。

目安として葉が外側に巻いてくると明らかな水分不足です。

 

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