野菜の育て方

ゴボウの栽培方法・育て方【トタンの波板栽培 or 袋栽培が簡単】

ゴボウ収穫

 

家庭菜園研究家のもぐみん(@agrimichi)です。

 

家庭菜園初心者向けに、ゴボウの栽培・育て方の基本をまとめました。

 

一般的な知識だけでなく、自身の経験から得たノウハウを盛り込んでいるため、初めての方も安心してゴボウを育てることが出来る内容になっています。

 

もぐみん
長い品種のゴボウは袋栽培がおススメだよ!

 

ゴボウとは

キッチンのゴボウ

 

ゴボウは太い根を食べる野菜で、食材として用いるのは日本と韓国だけ。

独特の良い香りとシャキシャキとした食感が、日本人好みなのでしょう。

 

きんぴらごぼう

鉄板のきんぴらごぼう。本来の歯ごたえを堪能できる。

 

料理はきんぴらやてんぷら、サラダにも合い、いずれも食感と香りを存分に味わえます。

栄養は歯ごたえのとおりほとんどが食物繊維で、野菜の中でもぴか一。

 

ゴボウ入り炊き込みご飯

炊き込みご飯にも欠かせない。ほのかに香るごぼうの香り‥。

 

まさに便秘にうってつけと言えますが、ゴボウは特に水溶性・不溶性の食物繊維両方が多く含まれるのでより腸活動を活発にし身体の調子を良くしてくれます。

さらにアルギニンも含まれているので疲労効果も期待できるでしょう。

 

ゴボウのお浸し

無性に食べたくなること、きっとあるはず。

 

家庭菜園でつくるごぼうは特に香りが格別で、一度味わうとやみつきになるレベルですよ。

 

もぐみん
さぁ、自家製ごぼうをシャキシャキしまくろう!

 

ゴボウ栽培の特徴

ゴボウ栽培の特徴

科目 発芽適温 生育適温 連作障害
キク科 20~30℃ 20~25℃ あり(5年程あける)
日当たり 株間 収穫まで pH(土壌酸度)
日なた 株間5〜8cm・条間30㎝ 5ヶ月(短2ヶ月半) 7.0

ゴボウの原産地は中国北部、ヨーロッパで温暖な気候を好む野菜。

1m近く伸びる根が収穫部分で、種まきから約5ヶ月(短径2か月半)で収穫出来ます。

 

日光を好み暑さ、寒さにもかなり強い方。冬は地上部が枯れても根は-20℃まで耐えて生きます。

よって春まき冬どり、秋まき夏どりの通年栽培が可能。

過湿に弱く水はけのよい土壌が適しているため、堆肥を十分に入れて高畝にしてやりましょう。

 

栽培ポイント

・深く耕す

・春まきが一番育てやすい

・長径種(根が長い品種)は袋栽培・波板栽培が手軽でおススメ

 

ゴボウのおススメ品種について

ゴボウの品種は長いタイプ(1m前後)と短いタイプ(40cm前後)があります。

春まき、秋まきともに同じ品種でまくことが出来ます。

家庭菜園で通常栽培するなら掘り出しやすい短径種がおススメ

 

滝野川

ごぼうの代表的品種。長さは1m前後になり、香りが高くしまった肉が特徴。春まき・秋まきともに適しています。

 

ダイエット(サラダゴボウ)

若どりしてサラダにして楽しむゴボウ。長さは30~40cmで生長が早く75日で収穫。白肌で実が柔らかいです。春~夏蒔きに適しています。

 

サラダむすめ

長さ35~45㎝程度の短径種で100日前後で収穫。色白でアクが少ないので、一般的な料理はもちろん、サラダにも使えます。春~秋蒔きに適しています。

 

大浦ごぼう

直径が10cmと太く、中が空洞になっているごぼう。長さも60~100㎝あり、一般的なごぼうに比べ繊維が少なく、ソフトな食感。春まき、秋まきともに適しています。

 

ゴボウの栽培時期

ゴボウの地域ごとの栽培スケジュールになります。

秋まきの場合は低温にあたりトウ立ちしやすいので、秋まき用品種を選び、早まきを避けましょう。(直径10mm以下ならトウ立ちしない)

 

ゴボウ栽培時期横

 

土づくり【耕し方・肥料のやりかた】

耕し完了

 

ゴボウは長径種だと1m前後に生長するため、事前に50~80cm深までクワやスコップで掘り起こし、耕すことが理想。

はっきり言って家庭菜園でそこまでやるのは辛いので、通常栽培では短径種を選び、畝の高さ合わせて40㎝深ほど耕します。

植え付けの1〜2週間前に苦土石灰をまきながら(200g/㎡)行うと深いところまで酸度矯正出来て良いです。

 

苦土石灰散布

苦土石灰はしっかりまこう

耕し中

地面から20cm深程は耕し畝立てをしたい

 

異物があると枝分かれする又根になるためしっかり取り除いてください。

高20cm、幅60cmの畝をつくり置きます。

 

畝

また肥料を混ぜ込むので、表土はならさずアバウトな畝でOK

 

種まき当日に堆肥、元肥を混ぜ合わせ、レーキや平グワでフラットにしましょう。

 

畝1㎡あたり元肥量

元肥の量

・バーク堆肥or腐葉土 3~4㎏

(5~7ℓ分)

・化成肥料888  150g

(おおよそ3握り分)

元肥投入

畝を崩さない程度で構わない

表土のならし

レーキや平グワでフラットにする

 

土づくりポイント

・植え付けの一週間前までに苦土石灰をまいて耕す

・酸性土壌に弱いので必ず苦土石灰をまく

・植物性堆肥と化成肥料なら当日投入OK

 

種まき

ごぼうの種

 

種は新しいものを用意し、前日に一日水につけて発芽率を上げてやりましょう。

 

一昼夜つけた後のゴボウ種

水に一昼夜つけると吸水しアクも出てくる

一昼夜水につけたゴボウ

しっかり吸水して発芽率UP

 

畝はレーキなどでなるべく平にし、事前に水やりをして湿らせてください。

土をかたくするため、クワで押し付ける、足で踏むなどしておきます。

 

畝への水やり

畝全体を湿らせておきたい

 

条間30cmあけ、支柱などで1cmほどの蒔き溝をつけてください。

 

ゴボウの条間

葉が大きく茂るので、30㎝間隔は欲しい

 

蒔き溝に2~3cmの間隔で種を置いていきます。

 

ごぼうの種まき

画像は芽出しした種

ごぼうの種まき中

3㎝ほど離しておいていく

 

そしてごく薄く土をかけ手でしっかり押さえてください。

 

ゴボウの覆土中

まわりの土を落としていく

ゴボウ覆土後の鎮圧

覆土後はしっかり押さえて鎮圧

 

表面が乾燥しないようもみ殻をかけ、水をたっぷりかけた後不織布で覆いましょう。

 

ごぼうの不織布がけ

不織布はべたがけで構わない

 

上手くいけば1〜2週間ほどで発芽してきます。

 

ゴボウの発芽

芽出しの種をまけば数日で地表に芽が出てくる

 

ポイント

・種の発芽に光がいるので薄く土をかける

・発芽まで表土が乾燥しないよう水やりする

 

裏技

芽出ししたゴボウ

ゴボウは種から発芽させるのが難しく、初心者は失敗しがち。

そんな時は一日水につけた後、濡れた布に包んでタッパーなどに入れておきましょう。

数日すれば芽が出てくるので、後は通常どおり種まきするだけ。

表土が乾燥しないようにすれば、確実に数日で芽が出てくるのでぜひお試しあれ。

 

間引きと雑草とり

ゴボウの双葉が出たころ

 

芽が出て双葉になったころ、1cm間隔まきにして葉が重なるようなら一回目の間引きをします。

3~4㎝間隔で種まきした場合は必要ありません。手で引き抜いて構いません。

 

続いて二回目は本葉3~4枚ほどに生長したら、5~8cm間隔で間引いていきましょう。

 

本葉3〜4枚のゴボウ

本葉3~4枚が間引き時。雑草もたくさん生えてくるのでとろう。

 

間引き前のゴボウ

約3㎝間隔は2本ほど間を抜いていけば良い

ゴボウの間引き中

根元を掴んで簡単に引き抜ける

 

 

初期は生育が緩やかで雑草がはびこるため、適宜除草していってください。

 

ゴボウの間引き完了

どんどん引き抜いていこう

間引き後の間隔

大体8~10cmくらいがちょうど良い。

 

ちなみに間引いた苗は根ごと炒め物にしたら絶品。

 

間引きと除草の完了

間引きと除草が完了。最後に追肥と根元に土寄せもしておく。

 

 

ゴボウの間引き菜

茎葉も若葉ならほろ苦い美味しさで楽しめる

 

ポイント

間引きは葉が上方に向かっているものを残し、広がって垂れているものからとっていく

 

水やりは生育初期に

ゴボウは根を深く伸ばすので乾燥に強く、水やりは基本いりません。

 

ただ芽が出始めて本葉が2~3枚になるまでは萎れやすいので、表土が乾燥しないうちに水やりを涼しい朝か夕方にしましょう。

 

それ以降は徐々に減らし表土が乾燥したらやるようにし、本葉5~6枚になればまったく水分のことは気にしなくて良いでしょう。

 

メモ

波板・袋栽培は土が少なく乾燥しやすいので、本葉5~6枚後も乾燥が続き、萎れるようならたっぷりと水やりしてください。

 

追肥と軽い土寄せ

ゴボウの追肥

 

間引きが完全に終わったタイミング(種まき1ヶ月後)で、化成肥料30g/㎡の追肥をします。

株間にまき、軽く混ぜ合わせて根元の生長点(葉茎の根元)が埋まらない程度土を寄せてやりましょう。

 

ゴボウの追肥方法

条間にパラパラとまいて混ぜ合わせ土寄せしよう

 

そして約一か月後、もう一度同量の追肥をして土寄せしてください。

 

追肥ポイント

・土を混ぜ合わせる際、根を傷つけないように

・株元にやると肥やけするので少し離してやる

 

収穫のタイミング

ゴボウ収穫期

 

根の直径が2cmほどになるころが収穫期。

短径種は生育が早く一ヶ月ほど早く穫れます。

 

ゴボウ収穫方法

少しづつクワで横堀りしていく

横堀り途中のゴボウ

短径種は余裕、長径種はここから勝負だ‥

 

ゴボウの収穫完了

大浦ゴボウで短かったので無事穫れた‥!

 

 

ゴボウ収穫失敗

気を抜くとコレだ‥長径種の通常栽培は家庭菜園に不向き。

 

冬に穫れる場合は翌年の3月まで置けますが、それ以上は肥大しすぎてス入りするので注意。

まず邪魔な葉茎を根元から刈り取ってください。

そしてクワや長スコップで根を切断しないよう、周りから掘っていき収穫しましょう。

 

ゴボウの葉柄切り

鎌で葉茎の部分は刈り取ろう

ゴボウの葉柄切り完了

後は土に埋めて保存できる

 

もぐみん
直径1cm程度でも若ごぼうとして穫って食べれるからね

 

ポイント

滝乃川・ダイエットなどの長径種は150日、直径約2cm

サラダ娘などの短径種は75日、直径1.5㎝

大浦などの太短径種は100日、直径2cm

 

保存の仕方

ゴボウ収穫し葉切り後

 

一気に収穫したときは、横にして畑に埋めておけばいつでも簡単に利用できます。

 

ゴボウの保存穴

軽く30㎝深、ゴボウの長さほど掘る

保存穴にゴボウ

取り出しやすいよう茎部分は出す

 

ゴボウの土かけ

クワを使って土をかける

保存ごぼうの収穫

保存しておけば好きな時に穫って収穫できる

 

袋栽培は長径種でオススメ

ゴボウの袋栽培

 

ゴボウ栽培っはなんといっても50cm以上深く耕す作業と掘り起こす収穫が大変。

空いた肥料袋を使って栽培すれば、深く掘らずともすみます

長径種は俄然、この袋栽培をおススメ

 

袋の上下に穴をあけ筒状にして、土作りで耕した土を入れます。

下に土寄せして倒れないようにするか、棒を周りに刺してくくりつけると良いでしょう。

あとは袋の筒穴に種をまいて育てるだけです。

一袋10粒を目安にまき、通常栽培通り5~8cm間隔で間引いていきましょう。

 

ゴボウ袋栽培の発芽

もみ殻をかけて乾燥防止しよう

 

ゴボウ袋栽培の間引き時

このくらい本葉3〜4枚になったら間引いて3〜4本程度にしよう

 

追肥は通常栽培のタイミングで、一回1袋15g(半掴み)程度量にしましょう。

 

袋栽培の追肥

半つかみほどの888をやろう

 

1袋で3、4本以上は穫れて、収穫も袋を破るだけなので良いですよ。

土が少ない分乾燥しやすいので、晴天が続き葉が萎れるようなら水やりをしましょう。

 

鎌で袋を切り裂いた様子

鎌で簡単に切り裂ける

袋をとっている様子

袋を取り除こう

土を落としゴボウがみえている

土を落としていく

下に伸びたゴボウをクワで掘り起こす様子

袋より下に伸びた部分をクワで掘り起こす

 

袋栽培のゴボウ収穫

袋栽培でも良いサイズは穫れる

 

波板(トタン)栽培は深さに注意

ゴボウ栽培で掘る手間を省く手段として、波板(トタン)を引いて栽培する方法があります。

プラスチックの波板を斜めに置き、土をかけて重ねて植え付けるだけです。

一般栽培より若干細くなりがちですが、耕深、収穫の手間がなく楽なので初心者におススメ。

ただし注意が必要なのが、土は最低でも20cm以上はかけることです。

特に種を蒔く部分の土が浅いとすぐに土が乾いてしまって、発芽したとしてもその後発育しません。

理想は波板先の種まき部分が20cm深あり、そこから斜め下に波板が下がっていく形でしょう。

後は間引き、追肥ともに通常栽培に沿っておこなって下さい。

土が少ない分乾燥しやすいので、晴天が続き葉が萎れるようなら水やりをしましょう。

 

プランター栽培

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失敗を防ぐ生育診断

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コンパニオンプランツ(混植)

最近では1種類の野菜を植えるのではなく、他の野菜やハーブを近くに植えるコンパニオンプランツ(混植)するようになってきています。

相性しだいでは病害虫を防いだり、生育促進しあえるので一石二鳥というわけです。

さらに土壌中の養分も偏りにくく、連作障害がおきにくくなるとも言われています。

 

相性の良い野菜

ラッキョウ・ホウレンソウを混植すると生育促進されます。

 

 

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